形髦算題① 問題回答
【問題】
草履ヲ編ム狼士有リ。一縄二十四尺其価値三拾銭二シテ、一足二付二尋ヲ要ス也。
然レバ総額七円五拾銭ヲ売上ル時、草履組数(二足一組)幾何ヲ編ムベキカ。
(現代語訳)
草鞋を編む狼士がいる。
藁縄一つに付き、24尺の長さで、その価値は30銭。そして、一足編むごとに2尋(1尋=6尺)を必要とする。
それでは、総額で7円50銭を売上る時、草履を何組編めばよいか?
【回答】
答え. 25組
【解説】
先ず、24尺で30銭の価値があるとすれば、一足の草鞋は12尺を必要とするので、15銭の価値を持つ。
一方で、7円50銭の売り上げを目指すのならば、15銭の草鞋が、合計で50足編む必要がある。
そして、この50足を、2足一組にすると、答えは25組となる。